Ｂｅａｔ Ｒｏｃｋ Ｏｎ！
千葉・埼玉・茨城の”トリプル・フロンティア”、関宿城（せきやどじょう）特設スタジオから、まがた安彦がお送りしています。
あらためましてこんにちは、まがた安彦です。
日本でもかなり定着した感のあるハロウィン（10月31日）の季節が今年もやってきました。
ハロウィンと言えば、『13日の金曜日』、『エルム街の悪夢』と並ぶ”3大ホラー映画”の１つ、『ハロウィン』（1978年）とその主人公、ブギーマンこと、マイケル･マイヤーズ。
I'm Your Boogie Man / KC & THE SUNSHINE BAND
白いゴム製のマスクを被ったキャラクターは、『犬神家の一族』の佐清（すけきよ）を思わせますが、市川崑監督で石坂浩二さんが金田一耕助を演じた角川映画版は1976年の公開。
『ハロウィン』に2年先んじているんですね。
Birth Of The Boogie / BILL HALLEY & HIS COMETS
監督のジョン・カーペンターは『犬神家の一族』を観ていたんでしょうか。（それはないか）
bogeyman、boogeyman、boogyman、bogyman、あるいはboogiemanと表記されることもあるブギーマンは、元々は実体のない”おばけ”。
Boogie Man Boogie / CHET ATKINS
英語圏では子どもがいたずらをすると、”ブギーマンがやってくるよ”なんて、子供を脅かすようですが、なんだか秋田のなまはげに似ています。
Boogie Man / RED & THE RED HOTS
ところで、ハロウィンにつきもののジャックランタンですが、英語のパンプキン（pumpkin）は、ジャックランタンにも使われるオレンジのカボチャを指し、それ以外のカボチャはスクワッシュ（squash）と呼ぶのだそうです。
Don't Mess With The Boogie Man / BIG JOE DUSKIN
カボチャはアメリカ原産なので、アメリカ大陸発見以前はジャックランタンにカブ（turnip）が使われていたとか。
Jive, Mr. Boogie / MITCH WOODS & HIS ROCKET 88'S
音楽番組として触れておくべきなのが、『ハロウィン』で印象的なテーマ・ソング。
Theme for 『Halloween』 compoesed by JOHN CARPENTER
ジョン・カーペンター自身が作曲したものですが、この『ハロウィン』以外にも、ジョン・カーペンターは自らが監督した作品の音楽を数多く担当しています。
カート・ラッセル主演のホラー・アクション、『ゴーストハンターズ（Big Trouble In Little China）』（1986年）では、『ハロウィン』シリーズで主人公のブギーマン（マイケル・マイヤーズ）を演じたニック・キャッスル、『ハロウィンⅢ』（1982年）で監督デビューを果たしたトミー・リー・ウォーレスと結成したトリオで、『ゴーストハンターズ』のボーカル入りタイトル曲を演奏しています。
Big Trouble In Little China / THE COUP DE VILLES (JOHN CARPENTER, NICK CASTLE & TOMMY LEE WALLACE） in 『Big Trouble in Little China』（1986）
このグループ、『ウェイティング・アウト・エイティーズ（waitng out the eighties）』というアルバムまで出しているんですが、これが結構マジメな音作り。
低予算で作られた感は否めませんが、作品のクオリティ自体はなかなかのものです。
特に、4曲目にクレジットされている「マンホール」というユニークなタイトルの作品は、80'sサウンドの知られざる名曲だと思います。
Manhole / THE COUP DE VILLES from 『waitng out the eighties』
ただ、「マンホール」には1つ”落とし穴”が。
それは、エンディングがあっけないというか、”決着”の付け方にもうひと工夫欲しかった、ということなんですが、プロのミュージシャンではないジョン・カーペンターの作品にそんな”物言い”をつけたくなるほど全体の出来がいいんです。
『Beat Rock On!』は、これからも”君の知らない（かもしれない）メロディ”、”聴いたことがない（かもしれない）ヒット曲”を発掘し、”Alternative Hits Parade"としてお届けしていこうと考えております。
The Boogie Man Is Back In Town / FRED PFIEL
それでは、本日はこの辺で。
この時間のお相手は、まがた安彦でした。
ご・き・げ・ん・よ・う！
（追記）
『Top Pop Music』第16週のOA曲が10月24日、番組HPにアップされていました。第16週はエデク・コンクランの「カモン・エヴリバディ」をカバーした、ハンブル・パイのブギーな一発で幕開け。今週も、ブギーなプログラムで”よろしく、哀・愁”！
『Top Pop Music』10月20日（月）のオンエア楽曲♪
C’mon Everybody / Humble Pie
You Can’t Hurry Love / Phil Collins
Oh! Carol / Neil Sedaka
You’re Only Lonely / J.D.Souther
One Boy / Joanie Sommers
New York City Nights / Leif Garrett
That Girl / Stevie Wonder
Sherry / Four Seasons
Deep Pueple / Nino Tempo and April Stevens
I Want Candy / Bow Wow Wow
The Battle Of New Orleans / Johnny Horton
Knock Three Times / Dawn
(You Gotta Walk) Don’t Look Back / Peter Tosh
The Flame / Cheap Trick
『Top Pop Music』10月21日（火）のオンエア楽曲♪
Get Ready / Temptations
Digging Your Scene / The Blow Monkeys
At the Hop / Danny & the Juniors
Life In The Fast Lane / Eagles
My Special Angel / The Vogues
Got to Be Certain / Kylie Minogue
Bird Land / Manhattan Transfer
99 / TOTO
I’ll Be Over You / TOTO
Rosanna / TOTO
The Wayward Wind / Gogi Grant
Heartbreak Hotel / Elvis Presley
It’s My Party / Lesley Gore
Everybody Loves Somebody / Dean Martin
『Top Pop Music』10月22日（水）のオンエア楽曲♪
Moody River / Pat Boone
Black Superman – ‘Muhammad Ali’ / Johnny Wakelin & The Kinshasa Band
Marshmallow / Johnny Cymbal
Sha La La / Manfred Mann
In To The Night / Michael Fortunati
Beautiful / Gordon Lightfoot
Kicks / Paul Revere & The Raiders
Holding Out For A Hero / Bonnie Tyler
Kiss On My List / Daryl Hall & John Oates
Casablanca / Bertie Higgins
Woman, Woman / Union Gap feat. Gary Puckett
Keep On Truckin’ / Eddie Kendricks
Da Doo Ron Ron / The Crystals
Physical / Olivia Newton-John
『Top Pop Music』10月23日（木））のオンエア楽曲♪
Hitchin’ A Ride / Vanity Fare
She’s A Lady / Tom Jones
Suddenly You Love Me / The Tremeloes
I Was Made For Lovin’ You / Kiss
Seasons In The Sun / Terry Jacks
Kiss You All Over / EXILE
Walk Away Renee / The Left Banke
La Pioggia / Gigliola Cinquetti
Yes Sir, I Can Boogie / Baccara
Dance With Me / Peter Brown
Material Girl / Madonna
Soldier Boy / The Shirells
Jackie / Scott Walker
Take My Breath Away / Berlin
- 2014/10/27(月) 12:00:00|
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